先日、『第29回サラリーマン川柳コンクール』人気投票の
結果発表がありました。
第1位 ― 「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」
定年退職後、退職金を巡る
ベテラン夫婦の様子をコミカルに描いています。
“ドローン”と、“どろん” を上手く使って、確かにクスッと笑えて
でも、ある意味怖い
ベスト10の内、個人的には断トツの1位は
第8位 ― 「妻が見る “きょうの料理” 明日もでず」
料理番組や、レシピ本を見ては、
「これは美味しそう!」「簡単に出来そう!」
と、
メモったり、レシピ本が書棚に増えたり・・・
何という事でしょう! 自分を見ているようです
日常の食卓は、結局自分の作りやすいものになってしまいます
たまには、新しい料理を連発してみよう!
この意気込みのまま、料理本が開かれるのは、いつの事でしょう・・・
最近、何度か読み返したメッセージがあります
皆さんは、以下の文章が何についてのPRメッセージだと思いますか?
『 何を 持ち歩くかは、どんな生き方を歩むか。』
持ち歩くもの、そして持ち歩かないもので、
わたしたちはできている。
メークアイテムを持ち歩けば、
旬の顔を一日中持続できる。
小説が一冊あれば、
慌ただしい毎日に
うるおいが生まれる。
反対に、ブラシを携えていなければ、
髪が乱れても
そのままの一日となる。
そう、バッグに何をしのばせるか、
そこに美意識や
生き方の差があり、
それは日が経つほどに
積み重なり、
自らの血潮になる。
バッグの中は、自分自身。
逆に、理想の自分をイメージし
持ちものを取捨するのも
手かもしれない
実はこれ、化粧品メーカー“POLA”さんの
“ディープシーウォーター ミネラル&ビタミンチャージ”
(清浄な深海から汲み上げた佐渡沖の海洋深層水に、
ミネラル・ビタミンをプラスしたミネラルウォーター)
と言う商品のPRメッセージです。
ドキッとさせられました
以前から、バッグの中は整理整頓していないと運気が下がるとは
聞いていましたが、運気とかいう前に、
生き方そのものを象徴するとしたら・・・
やたらに大荷物を持ち歩く自分としては、お恥ずかしい限りです
持ち歩くものの取捨を始め、バッグが少し小さくなった私です
先日、お客様から 「今年は、クローバーがもの凄く成長している」と聞きました。
実は、森の休息駐車場奥も、昨年の5倍くらいの規模で大繁殖
不気味だと思っていました。
①
② 
クローバーとは、“シロツメクサ(白詰草)”マメ科の多年草です。
オランダから、ガラス製品が輸入された際、ガラスが割れない様に
箱の隙間に、梱包充填材として、乾燥した“シロツメクサ”を、
詰めた事が始まりだそうです
凄い知恵・・・
③
凄く広がっています。
また、幸せのシンボルの“四葉のクローバー”
ギネス記録としては、最高18枚葉の発見があるそうです
1枚ー名声、2枚ー財産、3枚ー恋人、4枚ー健康
5枚ー経済的繁栄、6枚ー地位・名声、7枚ー無限の幸福
調べてみると、面白いものです。
クローバーが広がっていると言う事は・・・ 気候の影響かもしれませんが、
何か良い事の兆し
かも
でも、広がり過ぎには手が焼けます
皆さんの周りは如何ですか⁉
告別式の様子を何度も何度も見てしまいました。
先日、突然の訃報に寄せた記事でお知らせした通り、
世界的演出家蜷川幸雄さん演出舞台には、
長谷川博己さんがたくさん出演していたので、
どうしてもご紹介させて下さい。

〈写真左〉
『KITCHEN(2005年)』と、 『カリギュラ(2007年) 』
いずれも、長谷川さんが若い頃、まだまだ売れっ子になる前です。
『カリギュラ』の冷静沈着なケレア役が好きです。
〈写真右〉
『から騒ぎ(2008年)』と、 『冬物語(2009年) 』
蜷川さんと言えば、 ‶シェイクスピア”。 とても難解なシェイクスピア作品を、
蜷川演出で、時に楽しく、時に深く、とても身近に感じる事が出来ました。
特に、“オールメール・シリーズ”の『から騒ぎ』の、
真っ直ぐなクローディオ役が好きです。

そして、何と言っても長谷川さんにとって、最後の蜷川演出作品が、
『海辺のカフカ』(2012年) となってしまいました。 約4時間に及ぶ大作です。
長谷川さんは、図書館の司書大島役です。
白い衣装に身を包み、主人公カフカに優しく寄り添う姿は、
本当に美しく、小雨降る森のシーンでは、涙が溢れたのを覚えています
右は、パンフレット内の写真で、本作の特徴的な舞台セットである、
アクリルケース内の図書室前に立つ蜷川さんの姿です。
蜷川演出で、長谷川博己さんが主役を務める日を、
心から願っていた私は、本当に残念です。
素晴らしい作品を有難うございました。
「心よりご冥福をお祈り致します。」
「死ぬ間際まで演出家」と語っていた
世界的演出家 “蜷川幸雄” さんが、12日逝去されました。
最近は、酸素吸入器を着けた姿で登場する事が多かったのは周知です。
でも、きっと回復されるであろうと信じていました。 ショックを受けています。
心よりご冥福をお祈り致します。
私が、初めて蜷川さんの演出舞台を観たのは、
1996年 『身毒丸(しんとくまる)』 (主演:武田真治さん版)でした。(写真右)
(次回公演から、主演は藤原竜也さんに交代しました。
ここからの藤原さんの快進撃は、ご存知の通りです。)

武田真治さんのユニセックスな雰囲気の未成熟な色香と、
超ベテラン女優白石加代子さんの狂気が触れ合い、
苦しいほど匂い立つ幻想的な演出に、圧倒されました。
(写真左)
『さらば、わが愛 覇王別姫(はおうべっき)』 (2008年主演:東山紀之さん)
衣装、音楽、その全てが、京劇の迫力だけでなく、
主人公の美しく・繊細な心を伝え、切なくなりました。
何れも、演じる役者さんの普段とは違う魅力を惹き立て、
観客を圧倒し、物語の深い所まで連れて行かれます。
一番最近観たのは、『海辺のカフカ』(2012年主演:柳楽優弥さん)です。
ここまで書き進めると、
大好きな長谷川博己さんと、蜷川さんとを結びつける作品を
語りたくなります・・・
後日UP
したいと思います。またお付き合い下さい。